鍼灸症例紹介 肩こり

鍼灸症例紹介 肩こり

*下記症例は患者さん個人が特定されないように内容を少し変更しております。

患者 20代 男性

主訴 首肩の痛み

奥様の紹介で来院くださりました。

朝起きると首肩の痛みがひどいとの事。

腕や指に痺れはなく、めまい耳鳴りの症状もないが、念のためスパーリングテスト及びジャクソンテストを施行するも共に陰性の為、頸椎ヘルニアは考えにくい。

頚部、前後屈時に運動痛、右側屈で左首側面に張り感、左側屈で右首側面に張り感。

回旋運動では異常なし。

右肩に比べ左肩が上がっていた為、左僧帽筋上部が収縮が強かった。

大胸筋が張っていて巻き肩も強い。

鍼灸治療は何回か経験があるそうです。

施術頻度はお仕事の関係上、週1回の治療でゆっくりやっていきます。

施術

まずうつ伏せで

僧帽筋(上部)、棘筋の頚部を狙い、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)。

僧帽筋(上部・中部)、肩甲挙筋を狙い、肩井(けんせい)、肩外兪(けんがいゆ)、大杼(だいじょ)、天髎(てんりょう)に10分間置鍼しながら、鍼にパルス(電気)を流します。

その後、仰向けになり

百会(ひゃくえ)*1、胸鎖乳突筋を狙い天牖(てんゆう)。

大胸筋狙いで天谿(てんけい)。

肩こりのツボの代表格、曲池(きょくち)、手三里(てさんり)、合谷

(ごうこく)に10分間置鍼及びパルス鍼を施しました。

その後、座ってもらい、動かせる範囲で動かしてもらい、痛みのひどい場所を単刺で刺激を入れました。

最後に、入浴時の天谿へのマッサージ。それと、かなりストレスが強い様に感じられたのでゆっくり休んでくださいとお願いしました。

*1 東洋医学では、体の中には気と呼ばれる生命エネルギーが流れていて、気の流れがスムーズであれば、健康を保つことができると考えられています。

百会というツボ名の由来は「百(多数)の経絡が会する(集まる)場所」であるからとされているので私はよく使います。

まとめ

まだ現在進行形で治療が続いています。

男性という事もあり、治療反応も早く、1回目の治療で運動障害はかなり取れました。

しかし、1週間後に2回目の治療にいらした際には、症状の戻りがありました。

だいたい3~4日はかなり調子が良かったとの事なので、このまま治療を続け、1週間通して調子のいい状態が続くように頑張っていきたいです。